福島県北塩原村、裏磐梯に広がる五色沼は、複数の沼が点在する湖沼群の総称だ。それぞれの沼が異なる色を持ち、エメラルドグリーン、コバルトブルー、ミルキーブルーなど、見る角度や天気によって表情を変える。
なぜ色が違うのか
各沼の色の違いは、含まれる火山性の硫黄成分や鉄分、アルミニウムの量の差による。1888年の磐梯山噴火で地形が変化し、今の湖沼群が形成された。湖底の成分が光を散乱させるため、青や緑の神秘的な色が生まれる。
自然探勝路を歩く
毘沙門沼〜柳沼間の自然探勝路は約3.6kmで、1時間半ほどで歩ける。途中の沼を眺めながらのんびり歩くと、沼ごとに色が違うことが実感できる。秋の紅葉シーズンは特に美しい。
火山が作った景色は、荒涼とした磐梯吾妻スカイラインとも、穏やかな五色沼とも繋がっている。同じ福島の自然でも、こんなに表情が違う。
旅行ガイド(一般情報)
※本セクションは公開情報をもとに編集者が補足したものです。最新は公式サイトで確認してください。
五色沼湖沼群の概要
- 形成: 1888年(明治21年)の磐梯山水蒸気爆発による山体崩壊で堰き止められた30以上の湖沼群の総称
- 主な沼: 毘沙門沼(最大、ボート可)・赤沼・みどろ沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼
- 色の正体: アルミニウム化合物などの微粒子による光散乱(ミー散乱)、火山性鉱物の沈殿、藻類などの組み合わせで沼ごとに異なる色になる
- 磐梯朝日国立公園: 1950年指定、ラムサール条約登録湿地ではないが学術的価値が高い
自然探勝路と季節
- 探勝路: 毘沙門沼〜柳沼まで約3.6km、所要1時間半〜2時間
- 新緑: 5月下旬〜6月、若葉と青い水のコントラスト
- 紅葉: 10月中旬〜下旬、赤・黄・青のグラデーションが圧巻
- 冬期: 12月〜3月はスノーシュー推奨、一部沼が結氷
アクセス
- 車: 磐越自動車道・猪苗代磐梯高原ICから国道459号経由で約25分
- 鉄道+バス: JR磐越西線・猪苗代駅から磐梯東都バス「五色沼入口」下車
- 駐車場: 毘沙門沼側(裏磐梯ビジターセンター)と柳沼側に大型駐車場あり
- ヒント: 風のない朝が水面が鏡になりやすく、色が最もきれいに見える
今回訪れた場所
1
五色沼自然探勝路(毘沙門沼〜柳沼)
福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093 / アクセス:磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから車で約15分。裏磐梯高原バス停すぐ