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SR400とXSR900で、合計2回・約3,500km北海道を走った。本州では気にしなかったことが北海道では問題になり、必要だと思っていたものが結局使わなかった。実際に走って、本当に必要だった装備をカテゴリ別にまとめる。

関連: → 北海道ツーリング3回の記録(ルートと宿)

📋 目次

  1. バッグ・積載
  2. ウェア
  3. 雨具
  4. キャンプギア
  5. ガジェット
  6. クマ対策
  7. メンテナンス・工具

バッグ・積載

北海道は走行距離が長く、宿泊数も多い。サイドバッグ+シートバッグの組み合わせが現実解。

IRON JIA'S バイクシートバッグ

IRON JIA'S バイクシートバッグ ツーリングバッグ

IRON JIA'S / 容量50L / 防水ドラムバッグ

防水性は完璧で、雨でも中身は無事だった。セットもしやすく、空気バルブが付いているので圧縮できて嵩張らないのが便利。50Lあれば長期ツーリングの荷物が一通り入る。

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Hepco & Becker ソフトバッグ Street

Hepco & Becker ソフトバッグ Street(640603-0001)

Hepco & Becker / 12L 片側1個 / ドイツ製

C-Bowサイドキャリアに手軽にセットでき、走行中もしっかり安定する。バッグ自体に防水機能はないものの、付属のレインカバーをかければ防水になり、内側のインナーカバーに物を入れておけばある程度の雨では中身が濡れない。左右で計24Lの収納が確保でき、シートバッグと組み合わせて使った。

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Hepco & Becker サイドケース Xcore

Hepco & Becker サイドケース Xcore 左右セット(610295-0001)

Hepco & Becker / 18L×2(計36L) / アルミ+ポリカーボネート+PBT / 片側2.8kg / キー2個付属

同じC-Bow規格でソフトバッグの上位互換となる選択肢。アルミ+ポリカ+PBT製のハードシェル構造で耐衝撃性が高く、鍵付きで宿やキャンプ場に離席する時の安心感が大きい。容量は片側18L/計36L とソフトバッグ(片側12L/計24L)から1.5倍ほど増え、長期ツーリングや北海道の本格周遊向け。完全防水仕様ではないため、雨天時は内部に養生が必要。重量は片側2.8kg×2でソフトバッグから増える点は留意。

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ウェア

北海道は寒暖差が激しい。日中は20℃でも、朝晩は10℃を切ることもある。レイヤリング前提で揃えたい。

RS TAICHI RST460 VOLT AIR GLOVE

RS TAICHI RST460 VOLT AIR GLOVE

RSタイチ / 春夏向けメッシュグローブ / ハードナックル+手のひら緩衝材 / タッチパネル対応

北海道は朝晩で20℃近い寒暖差がある。日中の20〜25℃帯では通気性のあるメッシュグローブが快適。同シリーズのRS TAICHI シューズと相性が良く、装備全体をTAICHIで揃えると統一感とフィット感が出る。ハードナックルとパームの緩衝材で転倒時の擦過にもある程度耐え、人差し指・親指がスマホ操作対応。朝晩の冷え込み(道東・道北で10℃を切ることも)には別途ウィンターグローブやインナーグローブの併用が必要になる点だけ注意。サイズ・カラーバリエーションが多いため、リンク先で自分のサイズを必ず選択を。

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UNIQLO ウルトラライトダウンジャケット

UNIQLO / 90%ダウン+10%フェザー / 640フィルパワー / 撥水加工 / 専用収納袋付き

北海道の朝晩や峠越え、フェリー乗船時の冷えに効く軽量ダウンインナー。ジャケットの下に1枚仕込んでおけば、10℃を切る道東・道北の早朝でも体幹が冷えにくい。付属の収納袋に丸めると野球ボール大になるのでサイドバッグの隙間に入る。撥水加工で小雨にも対応。¥7,990前後(2026シーズン)。同じ価格帯では他に追随するものがない定番品で、海外旅行・キャンプ・通勤まで応用が効くため、ツーリング以外でも長く使える。

UNIQLO 公式で詳細を見る
RS TAICHI DRYMASTER アローシューズ RSS013

RS TAICHI DRYMASTER アローシューズ RSS013

RSタイチ / ドライマスター(防水・透湿) / BOAフィットシステム / シフトガード・プロテクター内蔵

アッパーにTAICHIオリジナルの防水・透湿素材"ドライマスター"を採用した全天候対応のライディングシューズ。BOAダイヤルで着脱が一瞬、外側に張り出したソールとシューズ内外のプロテクターで足首への衝撃を緩和する。ソールは軽量で歩きやすく、ツーリング先での散策にもそのまま使える。実際に使ってみた感触として、防水機能は小雨程度なら靴の中までは濡れず安心して走れる。ただし土砂降りに当たるとさすがに浸水してくるので、本格的な雨が予想される場面では通常の長靴の方が確実だと感じた。一方で、足首が上までガチッと固定されないタイプなので、バイクを降りたあとの街歩きや、観光地の山道・階段でも動きやすい。ライディングブーツにありがちな"歩くと疲れる"感覚がなく、ツーリング先での散策にそのまま使えるのは大きな利点。

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雨具

北海道の天気は変わりやすい。晴れていても1時間後に土砂降りはざらにある。シートバッグの底や、サイドバッグの取り出しやすい場所に常備したい。

RS TAICHI RSR048 DRYMASTER レインスーツ

RS TAICHI RSR048 DRYMASTER レインスーツ(上下セット)

RSタイチ / 耐水圧20,000mm・透湿10,000g/m²/24h / 上下+収納袋付 / 反射プリズム / 男女兼用

RSタイチ独自の「ドライマスター」素材を使った高性能レインスーツ。耐水圧20,000mmは登山系ハードシェル並みで、ハイウェイ巡航時の高圧雨にも余裕で耐える。透湿性も10,000g/m²/24hあるので、雨が止んだあとに脱がずにそのまま走り続けても蒸れにくい。袖口ベルクロ・腰調整・足首ファスナー、夜間視認性の反射プリズムなど、バイクで雨に長時間当たる前提で設計された装備。付属の収納袋もコンパクトで、シートバッグやサイドバッグの隙間に押し込める。価格帯は汎用レインに比べて高めだが、雨が前提の北海道ロングツーリングなら投資価値は十分にある。

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キャンプギア

キャンプ装備の詳細は別記事にまとめている。

バイクソロキャンプ道具まとめ|テント・シュラフ・マット選び

ガジェット

北海道は道東・道北ではコンビニすら少ないエリアもある。スマホの充電・ナビは命綱。

Anker PowerCore Essential 20000 PD

Anker PowerCore Essential 20000 PD 20W

Anker / 20,000mAh / USB-C PD20W入出力 / PSE適合 / 約430g

道東・道北はコンビニすら少なく、宿に着くまでスマホを充電できないことがある。20,000mAhならiPhone を5回前後フル充電できるので、3〜4日のキャンプでもバッテリー切れの不安が消える。USB-C PD 対応でiPhone・MacBook・カメラまで急速充電可能。飛行機機内持ち込みのリチウム制限(27,000mAh以下)にも収まり、フェリー・空路・陸路の全行程で使える。本体重量はそれなりにあるので、シートバッグの底に入れて取り出しやすい場所に。

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SP Connect SPC+ スマートフォンケース

SP Connect SPC+ スマートフォンケース(iPhone 13ProMax/12ProMax用)

SP Connect / 品番52646 / MagSafe対応 / SPC+マウントシステム / 自転車・車・バイクマウント対応

携帯の固定はSP Connect が一番安心できる。専用ケースとマウントを組み合わせるモジュラー式で、ケース背面のSPC+コネクタにバイク側マウントをワンタッチで連結できる。これまで走行中に外れたことは一度もなく、それでいて取り付け・取り外しは片手で一瞬。MagSafe対応・ワイヤレス充電可・衝撃吸収構造で、ナビ以外の普段使いケースとしても成立する。ただしSP Connect 専用ケースを購入する必要があり、ケースは機種ごとの専用設計。自分の iPhone / Android モデルに合ったケースを選ばないと使えない点には注意。

⚠️ さらに バイク側のマウント本体も別途必要。ケースとマウント、両方揃えて初めてシステムとして機能する。

マウント本体のおすすめ:SP Connect Moto Mount Pro(53138)。アルミ削り出しのハンドルバー取付タイプで防水仕様、簡単着脱でケースとワンタッチ連結。Amazonおすすめ・評価4.7と定番。

振動吸収モジュールも合わせて:SP Connect アンチバイブレーションモジュール(52829)。マウントとケースの間に挟む振動吸収アダプターで、iPhone のカメラ(OIS)をエンジン振動から守る。iPhone 12 以降をバイクで使うなら必須クラスのアクセサリ。アルミ+ゴム構造、評価4.6。

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GoPro HERO12 Black

GoPro HERO12 Black(CHDHX-121-FW 日本正規品)

GoPro / 5.3K60p / 4K120p / HyperSmooth 6.0 / 防水10m / 1720mAh

道路風景や峠道のオンボード映像を残すなら、ヘルメットマウントのアクションカメラが定番。HyperSmooth 6.0 の電子手ブレ補正がバイクの細かい振動を吸収してくれて、走行中映像がそのまま観られる仕上がりになる。本体だけで防水10mなのでオロロンラインの突然の雨でもケース不要。マイクロSDカード・予備バッテリー・ヘルメット用粘着マウントが別売なので、初購入時はセットも検討を。

▶ 360度カメラ派なら Insta360 X4(8K 360°) も候補。撮影後に視点を選べるため、ヘルメットマウント1台で全方位を残せる。

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Apple AirTag

AirTag

Apple / 紛失防止タグ

枝幸で財布を落としたときに本当に救われた。バイクのキー・財布・荷物に1つずつ入れておくと、万が一のときの安心感が違う。

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MAXRUNON D10 Mesh バイクインカム

MAXRUNON D10 Mesh バイクインカム(Mesh通信対応アップデート版)

MAXRUNON / Mesh通信対応 / Bluetooth 5.4 / IPX7防水 / 1000mAh・12時間 / OTAアップデート・専用アプリ対応 / スターリーグレー

値段は安いが、やりたいことは一通りできた。Googleマップの音声案内、音楽、ラジオ、そして ChatGPT との会話までこれ1台で済む。会話モードにしておけば運転しながら雑談できるし、知らないことをすぐ聞けて移動時間が学習時間になる。長時間ツーリングの相棒として相性がいい。

▶ Mesh通信対応により、グループツーリング時にBluetoothより安定して接続できる。OTAアップデート・専用アプリ対応で、購入後もファームウェア更新で機能追加が見込める現行モデル。クーポン適用時は実勢価格もこなれている。

⚠️ 注意:ChatGPT の高度な音声モード(Advanced Voice Mode)には利用上限がある。無料プランは月15分程度、Plus でも1日30〜45分ほどで上限に達し、その後は応答が遅い従来の音声モードに切り替わる。長時間移動でフル活用したい場合は Pro プラン(音声無制限)か、上限超過後の通常音声モードでの運用を想定しておくとよい。

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クマ対策

知床半島の入り口には「ヒグマ撃退スプレーの携行を推奨」と公式案内板が立っていた。北海道ツーリング、特に道東・知床方面に行くなら考えたい装備。

UDAP 12HP 熊撃退スプレー(ホルスター付)

UDAP 12HP 熊撃退スプレー(ホルスター付)

米国森林警備隊採用品 / 正規輸入品 / カプサイシン2%

射程約9m、噴射時間約4秒。ホルスターで腰に下げて携行できる。航空機持ち込み不可なので、フェリーまたは現地調達。

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詳細記事: 知床ツーリングで実感した熊撃退スプレーの必要性

メンテナンス・工具

北海道はガソリンスタンドもバイク屋も少ないエリアがあり、JAFを呼ぶにも到着まで2時間ということも。最低限のセルフメンテナンス装備は本州ツーリング以上に効いてくる。

BAL No.831 パンク修理キット

BAL(大橋産業)No.831 パンク修理キット

BAL / 大橋産業 / ラジアル・バイアスチューブレス対応 / バイク〜乗用車

チューブレスタイヤ専用のパワーバルカシール式。釘などの貫通による穴を、ラバーシールを差し込んで完全修理できる。バイクの後輪パンクは押すのも一苦労なので、現場で応急修理して走り出せるのはありがたい。ガソリンスタンドや道の駅で空気だけ入れ直せる前提なら、これ一式+下のエアポンプで自走復旧が成立する。よりコンパクトな BAL No.832 ミニステックタイプ(ASIN: B0027WREC6)はバイク向けで、シートバッグの隙間に押し込みやすい。

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Kaedear KDR-AP1 モバイルコンプレッサー

Kaedear(カエディア)KDR-AP1 モバイルコンプレッサー

Kaedear / バイク用品ブランド / 4,000mAh(2,000mAh×2デュアルバッテリー)/ 最大150PSI・20L/分 / USB Type-C充電 / モバイルバッテリー機能 / LEDライト付

カエディアは日本のバイク用品ブランドで、KDR-AP1はバイクタイヤを前提に設計された数少ない携帯型電動エアポンプ。20L/分の空気流量と4,000mAhのデュアルバッテリーで、バイクの大容量タイヤを実用時間で充填できる(自転車専用の小型ポンプとは設計が違う)。パンク修理後の再充填はもちろん、ロングツーリング中のタイヤ空気圧調整にも使える。設定空気圧(PSI/BAR/KPA/Kg/cm²)を入力して開始ボタンを押すだけで自動停止するので、夜間や朝出発前に静かにチェックできる。本体側からスマホへ給電できるモバイルバッテリー機能・LEDライト付で、緊急時の心強さも兼ねる。

⚠️ 自転車向けのコンパクトな電動ポンプ(CYCPLUS AS2 PRO 等)はバイクタイヤには空気容量が足りず時間がかかりすぎるため、バイク利用なら「バイク対応」と明記された機種を選ぶのが安全

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ワコーズ WAKO'S CHL チェーンルブ

ワコーズ WAKO'S CHL チェーンルブ A310(180ml)

WAKO's / チェーン用防錆潤滑剤 / フッ素樹脂入り / シール/ノンシールチェーン両対応

北海道ツーリングは1日400〜500km走ることもあり、チェーンの摩耗と乾きが本州以上に早い。出発前にしっかり給油し、3〜4日に1回は途中で塗り直したい。WAKO'S CHLは飛び散りが少なく、シール/ノンシール両対応なのでバイクを選ばない。180mlの中容量は1回のツーリングで使い切らない量で、自宅メンテと現地補修の両方に効く。スプレー後は数分置いてから軽くウエスで余分を拭くと、走行時の飛び散りが減る。

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予備のブレーキ・クラッチレバー(車種別)

U-KANAYA 等 / アルミビレット / 6段ポジション調整 / 左右セット

意外と見落としがちなのがレバーの予備。立ちごけ・倒した時にレバーが先に折れるのは「あるある」で、現地のバイク用品店が遠い北海道では「レバー1本欠けて走行不能」になりかねない。予備の左右セットを工具袋に1組入れておくと、最悪の事態でもその場で交換して旅を続けられる。

ヤマハ SR400(2001年以降・FI車)の場合: 6段階調整 アジャスタブル ブレーキ&クラッチレバー(SR400 3HTC- 適合)。アルミ削り出しの左右セット、6段アジャスター付。※ドラムブレーキ車は適合不可。※僕が実際に使ったのは U-KANAYA アルミビレットレバー TYPE-S だが現在は販売終了。同タイプの後継品にリンクを差し替えている。

ヤマハ XSR900(2022〜現行モデル)の場合: 折りたたみ式 ブレーキ&クラッチレバー(XSR900 2022-2024 適合)可倒式(90度に折れて転倒時の破損を防ぐ)+6段アジャスター。MT-09共通プラットフォーム対応。※当初紹介した商品は販売終了したため、現在は同タイプの後継品に差し替え。

⚠️ レバーは車種・年式で形状が違うので、自分のバイクの型式を必ず確認してから購入を。Amazonの商品ページで「適合車種」を確認すること。

まとめ

北海道は本州とは別物だ。ヒグマがいて、寒暖差があって、ガソリンスタンドが少ない。でもそれを乗り越えるための装備さえ揃っていれば、本州にはない景色と道に出会える。

この装備リストは、これから北海道に行く誰かが少しでも準備の参考にできれば嬉しい。質問やおすすめ装備があれば、[email protected] まで連絡を。

参考リソース

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