北海道へは、これまで3回行った。バイクで2回、車で1回。それぞれ目的地もスタイルも違うけれど、共通しているのは「広い」という感覚だ。本州にはない直線、本州にはない夕日、本州にはない静けさ。
このページでは、3回の旅のルート・宿泊地・印象に残ったスポットをまとめた。これから北海道に行く人が、ルート決めの参考にできるように。
北海道ルートマップ(3回ぶん)
3つの旅のルートを北海道の地図に重ねて表示している。線をクリック・タップするとその旅の詳細セクションに移動する。
3つの旅・概要
- ① SR400 ソロツーリング — エサヌカ線・道北中心
- ② 車でソロドライブ — 神威岬・函館・道南中心
- ③ XSR900 8日間ツーリング — 大洗発、道東〜道北一周
① SR400 ソロツーリング — 道北・エサヌカ線
SR400で北海道に渡ったときの記録。エサヌカ線で泣きそうになるほど感動した。何もない直線の道がどこまでも続く。紋別では夕方、オホーツクスカイタワーへ向かう山道でヒグマと鉢合わせした。
道北は国道232号線(オロロンライン)沿いに、留萌・小平・苫前・羽幌を北上。天塩から先は道道106号(稚内天塩線)に入って、サロベツ原野の中を走る電柱のない一本道("日本一長い直線道路"区間)を抜け、日本海を左手に稚内まで走った。途中で寄り道したり戻ったりしながら、海岸線をひたすら走った。稚内からはノシャップ岬を経由して西海岸を回り、宗谷岬へ抜けた。
📍 Google マップでルートを開く(大洗→札幌→オロロンライン→稚内→ノシャップ岬→宗谷岬→エサヌカ線→紋別→美瑛→富良野→大洗)
各日の記録
宿泊先
- Day 1ホテルリブマックス札幌駅前店 / 札幌(前夜は大洗→苫小牧フェリー船中泊)
- Day 2温泉民宿 北乃宿 / 稚内・富士見
- Day 3紋別プリンスホテル / 紋別
- Day 4ホテルラブニール / 美瑛(道の駅 びえい「丘のくら」隣接)
- Day 5苫小牧→大洗フェリー船中泊(さんふらわあ)
主な経由地・観光スポット
- 札幌: 北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)、ラーメン一粒庵
- 石狩: 道の駅「あいろーど厚田」
- オロロンライン: 風車群、オトンルイ風力発電所、海岸沿いの直線
- 稚内: 港北防波堤ドーム、稚内駅(日本最北端の線路)、ノシャップ岬(西海岸沿いに走って到達)
- 宗谷: 白い道、宗谷丘陵、宗谷岬(日本最北端の地)
- 猿払村: エサヌカ線
- 枝幸町: ウスタイベ千畳岩
- 紋別: カニの爪モニュメント、オホーツクスカイタワー
- かみふらの: せるぶの丘
- 美瑛: 青い池、ケンとメリーの木、セブンスターの木、パッチワークの路、ジェットコースターの路
- 富良野: ファーム富田(ラベンダー畑)
旅のハイライト






② 車でソロドライブ — 道南・神威岬・函館
2022年8月25日〜28日、新幹線で函館に入り、そこからレンタカーで道南〜積丹半島を3泊4日で巡った。神威岬の青い海、五稜郭の星形、函館朝市の海鮮、函館山の夜景。バイクと違って荷物を気にせず動ける自由があった。
3日目の小樽→神威岬→函館は、行きは小樽から余市・美国・神威岬と積丹半島の東海岸を西進。神威岬からはそのまま国道229号線で積丹半島の西海岸を南下し、寿都まで日本海沿岸を走った。寿都からは内陸の国道5号線(黒松内→長万部→八雲)で函館へ戻った。海岸線と内陸が半々のロングドライブだった。
📍 Google マップでルートを開く(Day1夜:函館着・函館山夜景→Day2:羊蹄山・ニッカ余市・小樽→Day3:美国・神威岬→国道229号線で南下、寿都から国道5号で内陸経由→函館へ→Day4:函館朝市・五稜郭→新函館北斗発)
主な訪問地
- 函館: 函館山(夜景)、八幡坂、ラッキーピエロ、HAKODATE BEER、五稜郭、函館朝市、北海道第一歩の地碑
- ニセコ・倶知安: 羊蹄山(蝦夷富士)、毛無山展望所
- 余市: ニッカウヰスキー余市蒸留所、余市宇宙記念館「スペース童夢」(毛利衛宇宙飛行士の故郷)
- 小樽: 小樽駅、小樽運河、旧手宮線跡
- 積丹半島: 神威岬、美国の黄金岬、清寿司支店
各日の記録
宿泊先
- Day 1(8/25)おやど青空 / 函館市若松町22-4
- Day 2(8/26)Hostel 順風満帆(小樽商科大学の大学生が運営)/ 小樽市緑1-21-21
- Day 3(8/27)東横INN函館駅前朝市 / 函館市大手町22-7
- Day 4(8/28)新函館北斗 16:20発・新幹線で帰路
旅のハイライト






③ XSR900 8日間ツーリング — 大洗発、道東〜道北一周
大洗からさんふらわあで苫小牧へ渡り、帯広・釧路・根室・納沙布岬・知床・網走・稚内・旭川・美瑛を巡って苫小牧に戻る、8日間の周回ルート。XSR900の3気筒が北海道の道に合っていた。
📍 Google マップでルートを開く(大洗→苫小牧→帯広→道東一周→稚内→旭川→美瑛→苫小牧→大洗)
各日の記録
宿泊先
- Day 1大洗→苫小牧フェリー船中泊(さんふらわあ)
- Day 2Guest House モモ / 帯広市東10条南8
- Day 3ゲストハウス とまや / 根室
- Day 4ホテルロマン / 小清水町
- Day 5ホテルオホーツクパレス紋別 / 紋別
- Day 6ゲストハウス モシリパ(Guest House Moshiripa) / 稚内
- Day 7旭川トーヨーホテル / 旭川
- Day 8苫小牧フェリー
旅のハイライト






北海道ツーリングのコツ(3回行って分かったこと)
※本セクションは3回の実走経験+公開情報をもとに編集者がまとめたものです。料金・運行情報・道路状況など最新は公式サイトで確認してください。
ベストシーズンと気候
- 6月: 梅雨がない、ラベンダーは月末から、長距離の始動期。早朝は2輪で寒い日もある
- 7〜8月: 最盛期、平均最高気温22〜26℃、本州のような猛暑はほぼない
- 9月: 紅葉が始まり気温が落ちる。朝夕は10℃前後まで下がる地域あり
- 10月以降: 山岳地帯(峠・道東山間部)は降雪リスク、2輪では装備が一気に厳しくなる
フェリー予約のコツ
- 大洗⇄苫小牧(商船三井さんふらわあ): 関東発の定番、夕方発・翌日昼着で約19時間
- 新潟・舞鶴⇄小樽(新日本海フェリー): 関西・北陸からアクセス可、長距離だが快適
- 夏期はバイク枠が早く埋まる。2〜3か月前の予約を推奨
- キャビンの個室・寝台は割増だが、19時間移動の体力差が大きい
道東の燃料・補給注意
- 釧路〜根室、知床周辺はガソリンスタンドが少なく営業時間も短い。日曜・夜間は閉まる店が多い
- 朝のうちに満タン、午後早めに次の補給ポイントを確定するのが安全
- コンビニ間隔も都市部より長い。水・行動食は前日のうちに確保
ヒグマ・野生動物対策
- 知床・羅臼・道北の山間部はヒグマ生息域。熊鈴と熊撃退スプレーはバイクツーリング・キャンプとも携行推奨
- キタキツネ・エゾシカは夕方〜夜の路上飛び出しが多い。日没後の山間部走行は速度を控える
- キャンプ場では食料臭の管理(撤収まで車内・テント外保管)を徹底