春の千葉をXSR900で走ってきた。目的地に選んだのは笠森観音。長柄町の山中に立つ古刹で、岩盤の上に組まれた堂は日本唯一の建築形式として知られている。県内在住でも、なかなか足を運ぶ機会がなかった場所だった。
笠森観音
正式名称は笠森寺。平安時代に創建されたと伝わる天台宗の古刹で、本堂は天然の岩盤の上に61本の柱を立てた四方懸造りという構造だ。この建築形式は国内でここだけとされており、国の重要文化財に指定されている。
左:境内の仁王像。威圧感のある顔。中:古木の洞越しに望む観音像。右:境内のくろねこCAFEの抹茶ドリンク。
昼食 — 江ざわの担々麺
帰り道に立ち寄ったのが江ざわ。辛みと胡麻の旨みが効いた担々麺が名物で、地元でも人気の一軒だ。ネギが山盛りに乗った見た目の通り、スープの奥行きがある。ツーリング後の空腹に、辛くてコクのある一杯はよく染みた。
XSR900で千葉の山道を走る
房総半島の内陸は交通量が少なく、緑の中を延びる快走路が多い。山岳地帯のような標高変化はないが、その分ペースを崩さずずっと走っていられる。XSR900のハンドリングが軽快で、カーブの続く山道でも疲れを感じなかった。
SR400から乗り換えてしばらく経つが、3気筒の滑らかさと力強さには毎回感心する。SRの鼓動感は恋しくなることもあるが、長距離の快適さはXSR900のほうが断然上だ。
地元・千葉は「走り慣れた道」と思っていたが、笠森観音のような場所がまだある。目的地をひとつ決めるだけで、知っている県内が全く違う旅になる。
今回訪れた場所
1
笠森観音(笠森寺)
千葉県長生郡長南町笠森302 / アクセス:JR茂原駅からバスで約30分、または車で約20分。四方懸造の本堂が国重要文化財
2
くろねこCAFE
笠森観音境内(千葉県長生郡長南町笠森302付近) / 観音参道そばの小さなカフェ
3
江ざわ
千葉県長生郡長南町付近 / 担々麺が名物のローカル食堂