2022年8月、能登半島へ行った。石川県の北側に突き出た半島で、日本海に囲まれている。観光地として知られながら、実際に足を運んだのはこのときが初めてだった。
総持寺祖院
能登に着いてまず向かったのが総持寺祖院。曹洞宗の大本山・総持寺の前身となった寺院で、輪島市門前町にある。
山門の前に立って、その大きさに少し言葉を失った。重厚な木造の三門が、青空を背景に立っている。観光客はほとんどいなかった。静けさの中で、思ったより長い時間そこに立っていた。
刺身に金箔がかかっていた
能登から戻り、金沢の居酒屋和台で夕食を食べた。海鮮が並ぶ中で、刺身の上に金箔がかかっていた。刺身に金箔がかかっているのを見たのは初めてだった。
味がどう変わるというわけではない。でも、それを出そうと思う気持ちが金沢らしいというか、非日常感がある。金沢の金箔文化が居酒屋の料理にまで浸透しているのかと思った。
食事全体として、能登は食べ物が良かった。海が近いから当たり前といえばそうなのだが、何を食べてもはずれがなかった。
能登は「遠い」というイメージがあって後回しにしていた。実際に行くと、そんなに遠くない。半島の先まで行けば海も山もあって、食も良い。もっと早く来ればよかったと思った。
旅行ガイド(一般情報)
※本セクションは公開情報をもとに編集者が補足したものです。最新は公式サイトで確認してください。
※2024年1月の能登半島地震以降、輪島・珠洲などで道路・施設の通行止めや営業休止が継続中の場所があります。訪問前に最新の通行情報を必ず確認してください。
能登半島の見どころ
- 總持寺祖院(曹洞宗): 1321年開山、輪島市門前町。横浜の總持寺が大本山となる前の本山
- 白米千枚田(しろよねせんまいだ): 輪島市白米町、世界農業遺産「能登の里山里海」の象徴
- 輪島朝市: 平安時代以来の歴史を持つ、日本三大朝市のひとつ(地震後は規模縮小)
- 千里浜なぎさドライブウェイ: 砂浜を車・バイクで走れる全国唯一の海岸(羽咋市〜宝達志水町)
金沢の食文化
- 金箔: 全国生産量の約99%が金沢産。料理に飾るのは加賀百万石の文化が源流
- 近江町市場: 「金沢市民の台所」、海鮮丼・寿司の名店が集中
- のどぐろ・甘エビ・ガス海老: 日本海の代表的な食材、能登の港から金沢へ流通
- 加賀料理: 治部煮(じぶに)、かぶら寿し、能登のいしるなど発酵食品も豊か
アクセスとルート選び
- 能登里山海道: 金沢〜穴水を結ぶ無料自動車専用道路。地震被害から復旧中、最新通行状況を要確認
- のと里山空港: 東京(羽田)から1日2便、能登アクセスの起点
- 北陸新幹線: 2024年3月に敦賀延伸、東京〜金沢約2時間半
- ベストシーズン: 5〜6月の新緑、9〜11月の海鮮シーズン。冬は積雪・強風で要注意
参考リソース
今回立ち寄った場所
1
総持寺祖院
石川県輪島市門前町 / 曹洞宗大本山・総持寺の前身。重厚な山門で知られる。境内は無料で散策可能。
2
金沢居酒屋 和台
石川県金沢市此花町4−16 / 能登からの帰りに立ち寄った居酒屋。金箔がかかった刺身など海鮮が充実。